Raytor Instruments社

  • NCE(新規化学物質)のスクリーニング及び物理化学的特性を評価

    低分子イオン化薬物のpKa、log D、log S、溶解度を測定します。少量のサンプルを14個まで自動測定、その信頼性の高い分析データは、大学、製薬、CROなどの研究機関で、NCE(新規化学物質)の物理化学的特性の分析を効率化し、創薬の可能性を広げます。


    ★ 
    物理化学的特性評価
    ・ 薬物のイオン化状態 (pHによる変化と吸収への影響 ) の評価
    ・ 溶媒相互作用、分配、沈殿、pKaによる結合による化学物質の変化の評価
    ・ ADME予測の精度を向上させ、分子変化がlog Pに与える影響を評価

    ★ 新規化学物質の早期スクリーニング
    ・ pKa測定は合成部門のリード化合物の最適な構造の選択に有用
    ・ この選択により、後期段階の医薬品合成の難易度と医薬品の臨床リスクが大幅に低減。

    ★ 処方前研究
    化合物の物理化学的特性であるpKa、log D、log Sに関する正確な情報を入手します。NCEの過飽和形成能力を評価し、利用可能なSDDS(過飽和薬物送達システム)を発見します。

    ★ ハイスループット化合物スクリーニング
    UV滴定法により、ベンゼン環含有NCE(非天然化合物)を一括して試験でき、自動測定とハイスループット化を実現します。
    UV吸収スペクトルが弱い、または全くないNCEに対しても、高度なpKa試験プログラムを提供します。

     

    NCE P3新規化学物質のスクリーニング装置 の詳細はここをクリック
    NCE P3 新規化学物質のスクリーニング装置の動画はここをクリック

    機器の構成:

    ★ PC (直感的でユーザーフレンドリーなソフトウェア)

    ★ 電子天秤 (薬剤を正確に秤量し、logDを計算、秤量値はPC自動読取)

    ★ NCE P3本体

     ・分析ロボットアーム (ビュレット、UVプローブ、pHメーター)

     ・ドライヒート&撹拌機能付サンプルラック (標準:25mlビーカー14個)

    アプリケーション:

    ★ pKa測定 (解離パラメータ)には、光ファイバーシステム、pHメーター、精密溶媒注入システムを使用

    ★ Log D/log P 測定 (油水分配係数)には、光ファイバーシステム、ペリスタリックポンプを使用

    ★ log S 測定(溶解度)には、光ファイバーシステム、pHメーター、精密溶媒注入システムを使用

  • In Situ ファイバーオプティクスUVモニタリングシステム
    試験液の自動添加、撹拌、温度制御機能搭載で、小ボリュームのAPIの溶出速度や膜透過性をリアルタイム測定

    ◆ API の溶出速度の測定
    API の結晶形態や塩形態の違いによる溶出速度の評価
    ◆ PH シフトモデルの溶出速度の測定
    胃腸管における胃十二指腸移行のシミュレーションと、薬剤の効果の評価
    ◆ 薬物透過性の測定
    小腸上皮細胞を模倣した PAMPA膜と組み合わせて、薬物の透過性を分析
    ◆ 製剤の溶出速度の測定
    添加剤や粒子形状の違いによる溶出速度の評価


    ※ ドライヒート撹拌装置
    ※ 精密試験液注入装置
    ※ 温度監視装置
    ※ UV発生受信装置
    の4つの主要部分で構成されています。UV発生受信装置は6本のUV光ファイバーで構成されており、試験開始時に昇降機構によって自動でサンプルに挿入され、試験中のサンプルのUV信号をリアルタイム(5秒以内)で収集し表示します。

    NCE DP ファイバーUVモニタリングシステムの詳細はここをクリック
    NCE DP ファイバーUVモニタリングシステムの動画はここをクリック

    PCを接続し、付属のスペクトル分析ソフトウェアから制御します。試験方法を設定すると、NCE DPは自動的に試験を実行し、試験中のスペクトル信号を自動的に収集します。

    当ソフトウェアに内蔵された数学モデルにより、曲線の平滑化、膜透過係数、溶出速度、透過速度、総溶出、総浸透などの自動計算ができるため、取得したプロファイルの煩雑なデータ処理の負担を削減します。

    ソフトウェアはスペクトルオーバーレイやスタッキングの機能を有するため、異なる処方条件下の溶出プロファイルと浸透プロファイルの違いを画面上ですばやく比較できます。